1.商品を買ってきたときの仕訳
お店が自分のお店で売る売り物(商品)を買ってくることを「商品を仕入れる」ということはご存知だと思います。
商品を仕入れると、お店の商品(資産)が増えるので、仕訳の際は借方に「商品」と記入します。
そして、商品を仕入れる際にお金を払うので、お店の現金(資産)が減ります。
借方に「現金」と記入。
2.商品を売った時の仕訳
商品を売った場合の仕訳の書き方はこうなります。
商品を売った代わりに、現金(資産)が増えるので借方に「現金」と記入。
そして、商品を売ったので、商品(資産)が減っているので、貸方に「商品」と記入します。
100円で仕入れたものを、150円で売った場合の差額50円は、お店の儲けです。(利益)
この場合、「商品売買益」という、収益の勘定科目で処理します。
分記法
分記法とは
お店が商品を仕入れた時や売り上げた時に、商品(資産)の増加、または商品(資産)の減少として商品を仕入れた時の金額(仕入原価)で処理しました。
また、商品を売り上げた時の儲け(利益)は、商品売買益で処理しました。
このように、商品売買について、商品(資産) と商品売買益(収益)で処理する方法を「分記法」といいます。